【ベタの水替え完全ガイド】水道水でも大丈夫?頻度・カルキ抜き・ストレス対策まで徹底解説

【ベタの水替え完全ガイド】水道水でも大丈夫?頻度・カルキ抜き・ストレス対策まで徹底解説

「ベタの水替えってどれくらいの頻度が正しいの?」

「水道水でも大丈夫?」

「水替えのあと元気がなくなるのはなぜ?」

初心者が必ず一度は悩むのが“水替え”です。実は、ベタの健康と寿命は水替えの仕方で大きく変わります。

この記事では、ベタの飼育歴が浅い方にもわかりやすく、水道水の扱い方から水質の作り方、水替えの頻度、そして水替え後のストレス対策までを丁寧に解説します。

正しい方法を知れば、ベタは本来の美しさと活発さを取り戻します。

ベタは水道水で飼える?

結論から言えば、ベタは水道水で飼えます。ただし、そのままではいけません。

日本の水道水には、殺菌のために「塩素(カルキ)」が含まれています。人間には無害ですが、魚にとっては大敵。塩素はベタのエラやヒレの粘膜を刺激し、呼吸障害やヒレの損傷を引き起こします。

カルキを抜く3つの方法

  1. カルキ抜き剤を使う(最も簡単)
    市販の中和剤を1滴加えるだけで安全な水になります。初心者におすすめです。
  2. 汲み置きで自然に抜く
    バケツに水を入れ、24時間〜48時間放置します。真夏の屋外なら数時間で抜けますが、冬は2〜3日かかることも。
  3. 沸騰させて冷ます
    一度沸かすことで塩素を短時間で飛ばせます。冷ましてから使用します。

カルキが抜けていない水を入れると、ベタは急に底で動かなくなったり、ヒレを閉じたりすることがあります。必ずこの手順を忘れずに行いましょう。

ベタに適した水質とは?

ベタにとって理想的なのは、pH6.0〜7.0程度の弱酸性〜中性の水質と言われています。これは、ベタが原産地のタイで暮らしている環境に近い水質です。

ですが、個人的に繁殖者としての経験から、pHにそこまで神経質にならなくて大丈夫だと思います。7〜8でも大丈夫です。

pHより水温の急激な変化に神経質になるべきだと思います。徐々に慣れさせるのは大丈夫ですが、水換え後3度も水温が違う水槽に入れるのは控えましょう。

水質に関してはブラックウォーターがおすすめです。特に水換え後にベタが元気ないことが多い場合や、ベタを迎え入れた最初の週におすすめです。

ベタは東南アジアの田んぼや沼地の「ブラックウォーター」と呼ばれる茶色い水の中で生きています。この色は、落ち葉や樹皮などから出る天然のタンニンやフラボノイドの色素です。

この成分には次のような効果があります。

  • 水を弱酸性に保ち、細菌の繁殖を抑える
  • 魚の粘膜を保護して、ヒレ裂けを防ぐ
  • ストレスをやわらげ、発色を鮮やかにする

つまり、ブラックウォーターは「ベタにとって自然の環境を再現した水」なのです。

おすすめの水質づくり:サカタのベタ|ベタ発酵水

カルキ抜きをした後、この「サカタのベタ|ベタ発酵水(タイ式ファームレシピ)」を加えるだけで、タイの養殖場のような理想的な水質が簡単に再現できます。

この商品には、以下の5つの天然素材がバランスよくブレンドされています。

  • ターミナリア・カタッパの葉: タンニンが豊富で抗菌・抗炎症作用。ヒレの修復に効果的。
  • アカシア・カテチュー樹皮: 水を弱酸性に保ち、細菌繁殖を抑制。
  • ヤシの雄花: フィトケミカル成分で免疫力と体力を維持。
  • マンゴスチンの皮: 抗菌・抗真菌効果で白カビや病気を防止。
  • 天然岩塩: ミネラルを補給し、体調と浸透圧のバランスを保つ。

これらの成分が働くことで、水替え後のストレスやショックをやわらげ、ベタが自然に落ち着いて泳げる環境を作り出します。

水替えの頻度と量

ベタの水替え頻度は、水槽の大きさと設備で変わります。下の表を参考にしてください。

飼育環境 水替え頻度 一度に替える量
・コップや小瓶(1L前後) 2〜3日に1回 全換え(100%)
・小型水槽(2〜4L) 5日〜週1回 半分〜全換え
・フィルターあり水槽 数週間に1回 1/3程度

※スポイトで糞や餌の食べ残しを時々取るのであれば、水換えの頻度や量もさらに少なくできます。

ポイント

  • 水草・流木・砂などを入れて、水が立ち上がった(バクテリアが増えた)後であれば、綺麗な水をキープします。
  • 底に砂がある場合、全換えするとバクテリアがリセットされるため、半分程度がおすすめ。
  • スポイトでフンや餌の残りをこまめに取ると、水替え頻度を減らせます。

水替え後のストレスとショックを防ぐ方法

水替え後に「ベタがじっとして動かない」「ヒレを閉じてしまった」という経験、ありませんか?

これは水温差やpHの急変によるショック反応です。

ストレスを防ぐコツ

  • 水温差を3℃以内に保つ(冷たい水道水は避ける)
  • 新しい水を少しずつ混ぜて慣らす(10分かけて数回に分ける)
  • ブラックウォーターを使ってpHショックを緩和する

よくある症状と対策

症状 原因 対策
・底でじっとして動かない 水温差・pH変化 水温を合わせ、ブラックウォーターを追加
・ヒレを閉じてしまう ストレス反応 照明を落とし、静かな環境で休ませる
・呼吸が早い 塩素残り・アンモニア カルキ抜きの再確認、換水頻度の見直し

特に新しい水に変えたあとに見られる「底に沈んで動かない」行動は、一時的なショックであることが多いです。落ち着いたら少しずつ元気を取り戻します。

水替えで失敗しない3つのコツ

  1. 適温の水を使う(水換え前の水より、水換え後の水が低い場合はショックの原因になります)
  2. カルキ抜きを忘れない
  3. ブラックウォーターを少し足しておく(ストレス軽減に効果的)

特に迎え入れたばかりの個体は環境変化に敏感です。ブラックウォーターを少し濃いめに作ることで、驚くほど落ち着いてくれます。

おすすめの水替えルーティン(サカタのベタ発酵水使用)

  1. バケツに水を汲み、カルキ抜きを入れる。
  2. カップに「ベタ発酵水(1袋)」を入れ、熱湯で抽出する。
  3. 常温まで冷ましたら、3〜5Lの水に加える。抽出時間次第で、濃さを調整可能。10Lの水に使いたいのであれば、一晩(12時間)抽出する。
  4. 水槽にゆっくりと注ぐ。

水がほんのり紅茶色に変わり、ベタがゆったり泳ぎ出すはずです。2-3日後には元気になる姿も見られるかも!(僕の経験上、ヒレが避けたベタや元気のないベタであれば、回復した姿が見られました。)

これが、自然の力で整った理想的な状態です。

まとめ:水を変えれば、ベタの元気が変わる

ベタは繊細な魚ですが、正しい水替えを続けることで驚くほど元気になります。

  • 水道水は使えるが、カルキ抜きは必須。
  • 水質は弱酸性が理想で、ブラックウォーターが最適。
  • 水替えは“きれいな水”よりも“安定した水”を意識。
  • ストレスを減らすには、サカタのベタ発酵水が効果的。

タイの養殖家たちは、長年「茶色い水」で健康なベタを育ててきました。その伝統を再現できるのが、この発酵リーフパックです。

薬を使わず、自然の力で水質を整える。それがベタを本当に長生きさせる秘訣です。

あなたのベタにも、“自然の水”という最高の環境を。

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