メスベタ同士を混泳させたい|実際に試して分かったこと【飼育記録】
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ベタは基本的に単独飼育が推奨される魚ですが、 「メス同士なら混泳できる可能性がある」と聞いたことがある方も多いと思います。
今回は、実際に僕が飼育しているメスのプラカットベタを使って、 親が違う個体を混泳させたケースと、 親が同じ個体を混泳させたケースを比較しながら、 メスベタ同士の混泳がどこまで可能なのかを記録としてまとめました。
※記事の最後に、2週間後の観察結果も追記しました!
今回混泳を試したベタについて

今回試したのは、生後およそ4ヶ月ほどのメスのプラカットベタです。
- 個別飼育していたメスベタ:5匹(親はバラバラ)
- 水槽サイズ:15L
一般的に「メス同士なら混泳できる可能性がある」と言われますが、 その条件や個体差については、実際にやってみないと分からない部分も多いです。
そこで今回は、 あえて個別飼育していた・親の違うメスベタを同じ水槽に入れてみました。
混泳初日:威嚇が止まらない

水槽に入れてから数時間、日没まで観察してみました。
結果としては、 常にヒレを広げて威嚇し合う状態が続きました。
- 追い回しは少ない
- 噛みつきは見られない
- ただし、落ち着く様子はない
「これは大丈夫なのか?」と正直かなり不安になりましたが、 この時点ではヒレが裂けたり、明らかに弱っている個体はいなかったため、 噛みつきと体調悪化に注意しながら、もう少し様子を見ることにしました。
翌日:攻撃的な行動に変化

翌日になると、行動に変化が出てきました。
ヒレを広げて威嚇するだけでなく、 追いかけ回す行動や、より攻撃的な動きが目立つようになったのです。
この時点でも、
- 噛みつき
- 明らかに弱っている個体
はまだ見られませんでしたが、 「これは無理なのでは?」と判断する人もいると思います。ですが、僕は引き続き観察していこうと思います。
メス同士であっても、 親が違う・個別飼育だった個体同士の混泳は簡単ではない というのが正直な感想です。
親が同じメスベタの場合はどうなる?

次に、比較として別のケースを試しました。
こちらは、 親が同じで、生後3ヶ月頃から大きめの水槽で一緒に育ってきたメスベタたちです。
この中から5匹をランダムで選び、同じ15L水槽に入れてみました。

すると、
- 威嚇ほぼなし
- 追い回しなし
- 全体的に穏やか
明らかに、先ほどの水槽とは雰囲気が違いました。
この水槽についても、 ブラックウォーター環境にして、引き続き様子を見ることにしました。
メスベタ混泳で感じたポイント

今回の経験から、強く感じたのは次の点です。
- 「メス同士ならOK」は条件付き
- 親が同じ、もしくは幼少期から一緒に育った個体は成功率が高い
- 個別飼育・親違いのメス同士は衝突しやすい
- 初日は問題なく見えても、翌日以降に悪化することがある
また、混泳を試す場合は必ず、
- すぐ隔離できる容器を用意する
- ヒレの裂け・弱りを毎日チェックする
- 無理に成功させようとしない
このあたりは絶対に必要だと感じました。
※補足です。
過密になると、ベタがストレスを感じやすくなります。混泳できる個体でも、水槽サイズや匹数、過密度には十分注意してください。
ブラックウォーター環境について

今回の水槽は、ベタが落ち着きやすいブラックウォーター環境にしています。
透明で明るい水よりも、 少し色のついた落ち着いた水のほうが、 ベタが周囲の刺激を感じにくくなるケースがあります。
混泳時の緊張やストレスを完全になくすことはできませんが、 環境面でできる工夫のひとつとして、 ブラックウォーターは選択肢になると感じています。

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まとめ|メスベタ混泳は「記録」として向き合う
メスベタ同士の混泳は、 成功することもあれば、うまくいかないこともあります。
大切なのは、
- 無理に混泳させないこと
- 個体差を尊重すること
- ダメならすぐ戻す判断
今回の内容は、 「おすすめ」ではなく、あくまで飼育記録・実験記録です。
今後も経過を動画で残していく予定なので、 また変化があれば続編として紹介していきます。
▼ 今回の様子を撮影した動画はこちら
【追記】メスベタ混泳のその後|2週間観察して分かったこと

記事の前半では、親が違い、個別で飼育していたメスベタたちと、親が一緒で混泳飼育していたメスベタたちをそれぞれ、同じ水槽で混泳させるチャレンジを紹介しました。
今回は、親が違い個別飼育していたメスベタたちの続きとなる経過報告です。結果だけでなく、実際に2週間観察して分かったことを、正直にまとめます。
最初の数日は威嚇だらけだった
混泳を始めた直後は、ヒレを大きく広げて威嚇し合う個体が多く、正直「これは失敗かもしれない」と感じる状況でした。
特に目立ったのは、サイズが大きいメスベタ2匹が、一番サイズの小さい個体を頻繁に追いかけ回す行動です。噛みつくほどではありませんでしたが、精神的な負担は大きそうでした。
そこでまず、
- 威嚇行動が特に激しかった1匹
- 一番サイズが小さく、追われ続けていた1匹
を水槽から取り出しました。
一般的に「サイズを揃えた方が良い」と言われることも多いため、この時点ではサイズ差が原因だと考えていたからです。
サイズを揃えても解決しないケースがあった
しかし、その後1週間観察しても、残った個体のうち1匹が、相変わらず強い威嚇と追いかけ回しを続けました。
この2週間の観察で、はっきり分かったことがあります。
威嚇行動をする個体は、時間が経っても威嚇をやめないということです。
逆に、ヒレを広げてフレアリングはするものの、追いかけ回したり、噛みついたりしない個体は、最初から最後まで攻撃的な行動を見せませんでした。
サイズよりも「性格」の差が大きい
一般的には、「大きい個体が小さい個体をいじめる」と言われがちですが、実際に観察してみると必ずしもそうではありません。
サイズが小さくても、積極的に威嚇行動をするメスベタもいました。
このことから、メスベタの混泳で最も重要なのは、サイズよりも性格の違いだと感じています。
・威嚇を続ける個体は、環境を変えてもやめない
・フレアリングはしても攻撃しない個体は、最後まで攻撃しない
この差は、時間が経てば解決するものではありませんでした。
現在の状況と最終結果
最終的に、水槽には5匹のメスベタが残りました。
ヒレを広げる個体はいますが、追いかけ回したり、噛みついたりする行動は見られません。この状態であれば、混泳は成功と判断しています。
また、この2週間の観察期間を通して、弱った個体は1匹もいませんでした。
結果として、親が違い、個別で飼育していたメスベタ10匹のうち、5匹が混泳可能という結果になりました。
メスベタ混泳で分かった現実
メスベタの混泳は、決して簡単ではありません。
しかし、
- 一匹ずつよく観察する
- 威嚇を続ける個体を無理に残さない
- 「慣れれば落ち着く」と期待しすぎない
これらを意識することで、成功率は確実に上がると感じています。
今回の検証から得た一番の結論は、
「威嚇をやめない個体は、ずっとやめない。逆に、威嚇しない個体は、最後まで威嚇しない」
これが、実際に飼育・観察して分かった、メスベタ混泳のリアルな結果です。
▼今回の記事後半部分のYoutube動画です
今回の経過報告を動画でも詳しく紹介しています。 実際の様子を見たい方は、こちらも参考にしてください。
