夏に熱帯魚を屋外飼育!睡蓮鉢でバルーンモーリーのビオトープを立ち上げてみました

夏に熱帯魚を屋外飼育!睡蓮鉢でバルーンモーリーのビオトープを立ち上げてみました

夏が近づいてくると、

「熱帯魚を屋外で飼ってみたい」

「睡蓮鉢でビオトープを作ってみたい」

と思う方もいるのではないでしょうか。

今回は、睡蓮鉢を使って、バルーンモーリーの屋外ビオトープを立ち上げてみました。

僕はこれまで、ベタ、グッピー、バルーンモーリーなどの熱帯魚を屋外で飼育したことがあります。もちろん屋外飼育には、水温、日差し、雨、外敵など、室内水槽とは違う注意点があります。それでも条件が合えば、ビオトープは魚たちが元気な状態を維持しやすい、とても魅力的な飼育環境だと感じています。

今回の記事では、バルーンモーリーの睡蓮鉢ビオトープを作った流れ、初心者が気をつけたいポイント、そして最後に入れたサカタのベタのマジックリーフティーバッグについて紹介します。

この記事でわかること
  • 睡蓮鉢でバルーンモーリーのビオトープを作る流れ
  • 熱帯魚を屋外飼育するときの注意点
  • 水草・浮草・底床を入れる理由
  • マジックリーフ抽出液を入れる意味
  • 初心者が失敗しにくいビオトープ管理の考え方

今回作るビオトープの内容

今回作ったのは、睡蓮鉢を使ったシンプルなバルーンモーリーのビオトープです。難しいレイアウトを作るというより、魚が落ち着きやすく、管理しやすい環境を目指しました。

今回のビオトープ構成
  • 容器:睡蓮鉢
  • 魚:バルーンモーリー
  • 底床:石
  • 水草・浮草:隠れ場所と日差し対策
  • 水づくり:カルキ抜き、少量の塩、バクテリア材
  • 仕上げ:サカタのベタ マジックリーフティーバッグの抽出液

ビオトープというと、本格的に植物を植え込んだり、赤玉土を使ったり、自然に近い環境をじっくり作るイメージがあるかもしれません。もちろんそれも良い方法です。

ただ、今回のテーマは「初心者でも真似しやすい、簡単な屋外飼育」です。そのため、睡蓮鉢に水を入れて、底床、水草、浮草を入れ、バルーンモーリーを導入するというシンプルな流れで作っています。

夏に熱帯魚を屋外飼育する魅力

熱帯魚は室内水槽で飼育するイメージが強いですが、夏場の気温が安定している時期であれば、グッピーやモーリーなど、一部の熱帯魚を屋外で楽しむこともできます。

屋外飼育の魅力は、自然光の中で魚を見られることです。 太陽の光が入ると、魚の体色が室内とは違って見えることがあります。バルーンモーリーの丸い体型や、ゆっくり泳ぐ姿も、上から見るととてもかわいいです。

また、ビオトープでは、水草、浮草、底床、微生物などが関わりながら、水槽とは少し違う自然寄りの環境ができていきます。もちろん完全に放置できるわけではありませんが、魚の数を入れすぎず、餌をあげすぎず、水草をうまく使えば、かなり安定感のある飼育環境になります。

注意

日本で熱帯魚を屋外飼育する場合は、基本的に夏場限定と考えた方が安全です。 朝晩の気温が下がる時期や、秋以降は無理せず室内に戻してあげてください。

バルーンモーリーはビオトープに向いている?

バルーンモーリーは、丸い体型が特徴のかわいい熱帯魚です。普通のモーリーよりも体が丸く、泳ぎ方も少しゆっくりに見えます。そのため、強い水流のある水槽よりも、落ち着いた環境でゆっくり泳がせると魅力が出やすい魚だと感じています。

睡蓮鉢のような上から見る容器では、バルーンモーリーの丸い体型や泳ぎ方を楽しみやすいです。横から見る水槽とは違い、上から眺めることで、ビオトープらしい自然な雰囲気も出ます。

ただし、睡蓮鉢は水量が限られるため、水温や水質の変化には注意が必要です。特に立ち上げ直後は水が安定していないので、魚を入れすぎないこと、餌を控えめにすること、魚の様子をよく観察することが大切です。

立ち上げ手順

今回の睡蓮鉢ビオトープは、以下の流れで立ち上げました。

  1. 睡蓮鉢に水を入れる
  2. カルキ抜きをする
  3. 少量の塩を入れる
  4. バクテリア材を入れる
  5. 少し時間を置く
  6. 底床として石を敷く
  7. 水草・浮草を入れる
  8. 温度合わせをしたバルーンモーリーを入れる
  9. マジックリーフティーバッグの抽出液を入れる

それぞれのポイントを、順番に紹介します。

1. 睡蓮鉢に水を入れる

まずは睡蓮鉢に水を入れます。水道水を使う場合は、必ずカルキ抜きをしてください。カルキが残ったまま魚を入れると、魚に負担がかかる可能性があります。

屋外飼育では、室内水槽よりも水温が変化しやすいです。できれば、魚を入れる前に水温を確認し、急激な温度差が出ないようにしておくと安心です。

2. 少量の塩を入れる

今回はバルーンモーリー用なので、少量の塩も入れています。モーリーは比較的塩に強い魚として知られており、飼育環境によっては少し塩を入れる方もいます。

ただし、塩は入れすぎないことが大切です。また、水草の種類によっては塩に弱いものもあります。魚に良いと思って入れすぎると、水草や環境全体に影響が出ることもあるので、今回はあくまで少量です。

ポイント

塩は万能ではありません。魚種、水草、飼育環境によって合う・合わないがあります。 初心者の方は、まずは少量から様子を見るのがおすすめです。

3. バクテリア材を入れる

次に、バクテリア材を入れます。ただし、バクテリア材を入れたからといって、すぐに完全な水ができるわけではありません。あくまで立ち上げの補助です。

本来であれば、魚を入れる前に数日から数週間かけて水を作るのが理想です。ただ、実際の飼育では、今回のように早めに魚を入れることもあると思います。その場合は、魚の数を少なくすること、餌を控えめにすること、魚の様子をよく観察することが大切です。

特に立ち上げ直後は、アンモニアや亜硝酸が出やすい時期です。魚が苦しそうにしていないか、餌を食べているか、水が急に濁っていないかを見ながら、必要であれば部分的な換水で調整します。

4. 少し放置するはずが、気づいたら2時間後

水を入れて、塩を入れて、バクテリア材を入れたら、少し放置します。…と思ったら、用事ができてしまいました。気づいたら2時間後。もう日が沈みそうな時間になっていました。

ここから、急いで簡単にレイアウトしていきます。こういうゆるい感じも、タイ人妻スタイルです。 完璧な水槽づくりではなく、実際の家庭で起こる流れの中で、できる範囲で作っていきます。

5. 底床には石を使用

今回、底床には石を敷きました。ビオトープでは、赤玉土を使う方も多いと思います。赤玉土は植物の根張りにも使いやすく、ビオトープでは代表的な底床の一つで、おすすめです。

今回は、見た目や管理のしやすさを考えて石を使っています。石を敷くと、底が明るく見えやすく、魚の姿も見つけやすくなります。

ただし、白っぽい石を使う場合は、光の反射が強くなることもあります。そのため、水草や浮草、ブラックウォーターなどを組み合わせて、魚が落ち着ける雰囲気を作ることが大切だと思っています。

6. 水草や浮草を入れる

次に、水草を入れていきます。屋外ビオトープでは、水草や浮草はかなり大事です。魚の隠れ場所になりますし、強い日差しをやわらげてくれます。

また、水草は水中の余分な栄養分を吸収してくれるので、水の安定にも役立ちます。特に夏の屋外飼育では、直射日光によって水温が上がりすぎることがあります。浮草や水草で少し日陰を作ってあげると、魚も落ち着きやすくなります。

水草・浮草を入れるメリット
  • 魚の隠れ場所になる
  • 強い日差しをやわらげる
  • 水温上昇を少し抑えやすくなる
  • 余分な栄養分を吸収してくれる
  • ビオトープらしい自然な雰囲気になる

ただし、浮草を入れすぎて水面をすべて覆ってしまうと、水中が暗くなりすぎたり、酸素の面で不安が出ることもあります。魚が隠れられる場所を作りながら、泳ぐスペースも残す。このバランスが大切です。

7. バルーンモーリーを入れる

レイアウトができたら、温度合わせをしたバルーンモーリーたちを入れていきます。魚を入れる前には、袋や容器の水温と睡蓮鉢の水温を近づけて、急な温度差で魚に負担がかからないようにします。

バルーンモーリーは、丸い体型でゆっくり泳ぐ姿が魅力です。睡蓮鉢に入れると、上から泳ぐ姿を見ることができ、室内水槽とは違った楽しさがあります。

魚を入れた直後は、しばらく様子を見てください。急に泳ぎが弱くなっていないか、水面で苦しそうにしていないか、他の魚に追い回されていないかを確認します。

最後にマジックリーフ抽出液を入れる理由

そして最後に、サカタのベタのマジックリーフティーバッグで作ったブラックウォーター抽出液を入れていきます。

ここで大事なのは、バルーンモーリーにマジックリーフが絶対に必要というわけではない、ということです。バルーンモーリーは透明な水でも飼育できます。一般的には、やや硬めの水や弱アルカリ寄りの水でも飼われることが多い魚です。

そのため、「バルーンモーリーを飼うなら必ずブラックウォーターにしてください」という話ではありません。

ただ、僕は屋外ビオトープでは、マジックリーフを使う意味はかなりあると思っています。屋外では、室内水槽と違って、日差し、水面の反射、気温の変化、雨など、いろいろな環境変化があります。そこにマジックリーフ抽出液を入れることで、水が自然な琥珀色になり、見た目にも落ち着いた雰囲気になります。

また、カタッパの葉から植物由来の成分が水に溶け出し、ただの透明な水とは違った、自然の水辺に近い雰囲気を作ることができます。僕はこの「魚が落ち着きやすい水の雰囲気を作る」という部分に、価値があると思っています。

マジックリーフは必須ではありません

バルーンモーリーにマジックリーフは必須ではありません。でも、屋外ビオトープで自然な雰囲気を作りたい人、魚が落ち着きやすい環境にこだわりたい人、 繁殖や水質の変化にも気を遣いながら飼育したい人には、試してみる価値があると思っています。

もちろん、これは病気を治すとか、必ず繁殖するとか、そういう話ではありません。

ただ、カタッパの葉、いわゆるマジックリーフについては、ベタだけでなく、グッピーやテトラなどの観賞魚でも、繁殖、成長、水質、体色、ストレス指標などに関する研究報告があります。その内容については、別の動画で詳しく紹介していきます。

僕自身も、これまでベタ、グッピー、バルーンモーリーを屋外ビオトープで飼ってきて、ブラックウォーターや植物の入った環境は、魚が落ち着きやすく、状態を維持しやすいと感じる場面がありました。

家庭水槽で必ず同じ結果になると証明されているわけではありませんが、研究報告を見ても、実際の飼育経験から見ても、マジックリーフを使った水づくりにはかなり共感できる部分があります。

今回は使用目安どおりの自然な濃さ

今回は、使用目安どおりの自然な濃さで入れています。

サカタのベタのマジックリーフティーバッグは、5gを20〜30L前後に使う設計です。 今回の睡蓮鉢も30L前後の水量なので、1袋分の抽出液を使っています。

ただし、ここからさらに追加して真っ黒にするのではなく、自然な琥珀色くらいを目安にしています。 マジックリーフは濃ければ濃いほど良いわけではありません。魚種や水量、魚の状態を見ながら、適度な濃さで使うことが大切です。

サカタのベタのマジックリーフティーバッグは、葉をそのまま水槽に入れるのではなく、先に抽出してから使えるので、色や濃さを調整しやすいです。葉をそのまま入れると、葉の大きさや状態によって、どれくらい成分が出るのか分かりにくいことがあります。でも、ティーバッグ式なら、先に抽出液を作って、色を見ながら少しずつ水槽に加えることができます。

屋外ビオトープで気をつけたいこと

屋外ビオトープはとても楽しい飼育方法ですが、室内水槽とは違う注意点があります。特に初心者の方は、以下のポイントを意識しておくと安心です。

屋外飼育の注意点
  • 水温:真夏の直射日光で水温が上がりすぎないようにする
  • 雨:大雨で水質が急変したり、水があふれたりしないようにする
  • 外敵:猫、鳥、ヤゴ、カエルなどに注意する
  • 魚の数:立ち上げ直後は入れすぎない
  • 餌:食べ残しが出ないように控えめにする
  • 季節:日本では基本的に夏限定と考える

水温の上がりすぎに注意

夏の直射日光が長時間当たる場所では、水温が上がりすぎることがあります。バルーンモーリーは熱帯魚ですが、高温になりすぎると負担になります。小さめの睡蓮鉢では水温が急に変わりやすいので、午前中だけ日が当たる場所や、午後は日陰になる場所に置くのがおすすめです。

雨と水のあふれに注意

大雨が入ると、水温や水質が急に変わることがあります。また、水があふれて魚が流れ出す可能性もあります。雨が強い日は、場所を移動したり、簡単な屋根を作ったりして対策すると安心です。

外敵にも注意

屋外では、猫、鳥、ヤゴ、カエルなどが関係することがあります。地域によっては、魚が食べられてしまうこともあります。必要に応じて、ネットやカバーを使うのも良いと思います。

初心者がビオトープを始めるときのポイント

初心者の方が熱帯魚のビオトープを始めるなら、まずは少ない数から始めるのがおすすめです。

魚をたくさん入れると、水が汚れやすくなります。特に立ち上げ直後は、水がまだ安定していないので、魚の数は控えめにした方が安全です。

餌も最初は少なめで大丈夫です。屋外では、魚が微生物やコケなどをつつくこともあります。餌をたくさん入れすぎると、食べ残しが水を悪くする原因になります。

また、水草や浮草を入れることも大切です。水草は見た目を良くするだけではありません。魚の隠れ場所になり、日差しをやわらげ、水の安定にも役立ちます。

ビオトープは、魚だけでなく、水草、光、底床、微生物が関係して作られる環境です。だからこそ、魚を入れることだけを考えるのではなく、魚が落ち着ける環境を作ることが大切だと思います。

まとめ:バルーンモーリーの屋外ビオトープは楽しい

今回は、睡蓮鉢を使って、バルーンモーリーの屋外ビオトープを立ち上げました。水を入れて、カルキ抜き、塩、バクテリア材、底床、水草、浮草を入れ、温度合わせをしたバルーンモーリーを入れていく流れです。

そして最後に、サカタのベタのマジックリーフティーバッグで作ったブラックウォーター抽出液を入れました。

マジックリーフは、バルーンモーリーに必須ではありません。透明な水でも飼育できます。でも、屋外ビオトープで、魚が落ち着きやすい自然な雰囲気を作りたい人、繁殖や水質の変化にも気を遣いながら飼育したい人、ただ魚を飼うだけではなく、少しこだわった水づくりをしてみたい人には、試してみる価値があると思っています。

必須ではない。でも、環境づくりにこだわる人には試してほしい。サカタのベタのマジックリーフティーバッグは、僕にとってそんなアイテムです。

夏に向けて、熱帯魚の屋外飼育やビオトープに挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


今回使用した商品

サカタのベタ マジックリーフティーバッグ

カタッパの葉をティーバッグ式にした、ブラックウォーター用の商品です。葉をそのまま水槽に入れるのではなく、先に抽出してから使えるため、色や濃さを調整しやすいのが特徴です。ベタ水槽はもちろん、屋外ビオトープで自然な琥珀色の水を作りたいときにも使いやすいです。

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サカタのベタ ベタ発酵水

カタッパ葉を含む複数の植物素材を組み合わせた、サカタのベタのブラックウォーター商品です。ベタが落ち着きやすい水環境を作りたい方や、カタッパ葉だけでなく複合的な植物素材を使いたい方におすすめです。

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関連動画

今回のビオトープ立ち上げの様子は、YouTube動画でも紹介しています。

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