ベタの繁殖にブラックウォーターは必要?カタッパの葉と泡巣を研究から解説
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ベタを繁殖させる時、よく使われるのが、カタッパの葉などで作ったブラックウォーターです。
タイでは、ベタの繁殖容器が茶色い水になっている様子を見たことがある方も多いと思います。
しかし、初めて繁殖へ挑戦する方は、次のような疑問を持つのではないでしょうか。
- ベタの繁殖にブラックウォーターは必要なのか
- 透明な水では繁殖できないのか
- カタッパの葉を使うと泡巣を作りやすくなるのか
- ブラックウォーターにすれば繁殖が成功するのか
- どのくらいの濃さで使用すればよいのか
先に結論をお伝えすると、ブラックウォーターがなければ、ベタが絶対に繁殖できないわけではありません。
ただし、僕とタイ人の妻がこれまで見てきた範囲では、タイの繁殖家でも、家庭でベタを繁殖させる人でも、ほとんどがブラックウォーターを使っています。
さらに、カタッパ葉抽出液を使った研究では、オスのベタが泡巣を作る頻度と、泡巣の大きさが増えたことも報告されています。
そのため、タイ式の繁殖方法へ挑戦するなら、ブラックウォーターは優先して整えたい繁殖環境のひとつだと考えています。
ただし、ブラックウォーターだけで繁殖が成功するわけではありません。
親魚の成熟、オスとメスの相性、水温、水深、静かな水面、隠れ場所、お見合い方法などを組み合わせて考える必要があります。
この記事では、タイで実際に行われている方法と研究結果をもとに、ベタの繁殖とブラックウォーターの関係を解説します。
繁殖準備から産卵、孵化、稚魚育成までの流れは、次の記事で詳しく紹介しています。
ベタの繁殖方法完全ガイド|お見合い・産卵・孵化・稚魚育成まで
タイのベタ繁殖ではブラックウォーターが広く使われている

タイでは、ベタは観賞魚としてだけでなく、繁殖や品種改良も盛んに行われています。
僕の妻はタイ人で、僕たちもタイの繁殖家や、家庭でベタを繁殖させている人たちの方法を参考にしてきました。
僕たちが見てきた範囲では、繁殖容器には、ほとんどの場合ブラックウォーターが使われています。
ただし、「タイ式」といっても、全員が完全に同じ方法で繁殖させているわけではありません。
ブラックウォーターの作り方にも、次のような違いがあります。
- カタッパの葉を容器へ直接入れる
- カタッパの葉を水やお湯で抽出する
- カタッパの葉を煮出して使用する
- カタッパ以外の植物素材も組み合わせる
- 水の色を薄めにする
- 濃い茶色になるまで抽出する
使用する容器、水深、お見合い期間、メスを解放する時間帯などにも違いがあります。
そのため、この記事で紹介する方法は、「タイ人全員が行う唯一の方法」という意味ではありません。
僕と妻が実際に行っている方法と、僕たちが見てきたタイの繁殖方法を中心に紹介しています。
ベタの泡巣とは?繁殖でどのような役割があるのか

泡巣とは、オスのベタが水面に作る泡の集まりです。
オスは口から泡を出し、水面へ何度も積み重ねて泡巣を作ります。
繁殖が始まると、オスは泡巣の下でメスの体へ巻きつくように抱え込みます。
メスが放出した卵は水中へ落ち、オスが口で拾って泡巣へ運びます。
孵化するまでの間も、オスは次のような行動を続けます。
- 崩れた泡巣を修復する
- 泡巣から落ちた卵を拾う
- 卵を口でくわえて泡巣へ戻す
- 孵化後に落ちた稚魚を拾って戻す
つまり泡巣は、単なる泡ではなく、卵と孵化直後の稚魚を守るための繁殖場所です。
ただし、泡巣を作ったからといって、必ず繁殖が成功するわけではありません。
メスがいない通常飼育の状態でも、泡巣を作るオスはいます。
反対に、元気に過ごしていても、あまり泡巣を作らない個体もいます。
泡巣は繁殖行動のひとつですが、泡巣だけで健康状態や繁殖の成功を判断することはできません。
野生のベタはどのような場所で泡巣を作るのか

ベタの繁殖環境を考えるうえで参考になるのが、タイの野生ベタの泡巣環境を調べた研究です。
Jaroensutasinee and Jaroensutasineeの研究では、野生のベタは、田んぼの縁に近い浅い水の中で、抽水植物が密に生えている場所に生息していたと報告されています。
泡巣が作られていた場所は、泡巣がなかった場所と比べて、溶存酸素、pH、塩分濃度が低く、遊離二酸化炭素と水温が高い傾向がありました。
この研究だけで、「家庭でも低酸素や低pHにすれば泡巣を作る」と考えてはいけません。
家庭水槽で、わざと酸素不足の環境を作る必要もありません。
ここで参考にしたいのは、野生のベタが、広くて流れの強い水域ではなく、次のような環境で泡巣を作っていたことです。
- 水深が浅い
- 植物が多い
- 水面の流れが弱い
- 泡巣を支える場所がある
- 周囲から隠れられる場所がある
家庭で繁殖させる場合も、強い水流を作るのではなく、泡巣が崩れにくい静かな水面を用意することが重要です。
カタッパ葉抽出液で泡巣形成が増えた研究

カタッパの葉とベタの泡巣について、特に参考になるのがMalawaらの2022年の研究です。
この研究では、生後約2か月の若いオスのベタ75匹を使い、8週間にわたってカタッパ葉抽出液の影響を調べました。
比較された条件は次の5つです。
- カタッパ葉抽出液なし
- 0.125g/L
- 0.25g/L
- 0.5g/L
- 1g/L
研究では、泡巣だけでなく、水質、成長、餌の利用、皮膚の色、消化酵素、筋肉、体の成分、血液指標などが調べられました。
その結果、カタッパ葉抽出液を使用したグループでは、使用しなかったグループと比べて、次の違いが報告されました。
- 泡巣を作る頻度が平均約1.70倍
- 泡巣の大きさが平均約1.52倍
また、研究者は、成長、餌の利用、体の成分、血液指標などを総合し、成長期のオスのベタには0.25g/Lが適した濃度だとまとめています。
これは、昔からベタ飼育者や繁殖家の間で言われてきた、「カタッパの葉を使うと泡巣を作りやすい」という経験を考えるうえで、興味深い結果です。
ただし、研究結果の解釈には注意が必要です。
この研究は、カタッパ葉抽出液を使った環境で、若いオスのベタを8週間飼育した試験です。
オスとメスを実際に繁殖させ、産卵数、受精率、孵化率、稚魚の生存率を比較した試験ではありません。
そのため、この研究から直接言えるのは、カタッパ葉抽出液を使用した環境で、オスの泡巣形成が増えたということです。
次のような効果を保証する研究ではありません。
- カタッパの葉を使えば必ず泡巣を作る
- ブラックウォーターにすれば必ず産卵する
- 受精率や孵化率が必ず上がる
- 稚魚が必ず多く生き残る
- 市販の商品でも同じ結果になる
論文の抽出液と、家庭でカタッパの葉やティーバッグから作るブラックウォーターも、完全に同じものではありません。
葉の状態、細かさ、抽出温度、抽出時間、使用する水によって、水へ出る成分量は変わります。
0.25g/Lはマジックリーフティーバッグで何Lになる?

サカタのベタのマジックリーフティーバッグには、乾燥したカタッパの葉が1袋5g入っています。
乾燥葉の重量を水量で単純に計算すると、次の濃度になります。
- 5gを20Lに使用:0.25g/L
- 5gを30Lに使用:約0.17g/L
1袋5gを20Lに使用した場合、乾燥葉量の計算では、研究で適した濃度とされた0.25g/Lと同じ数字になります。
ただし、これは乾燥した葉の重量を水量で割った単純計算です。
研究で使われたカタッパ葉抽出液と、マジックリーフティーバッグから抽出するブラックウォーターが、成分量まで同じになるという意味ではありません。
商品そのものを使って、泡巣形成や繁殖成功率を調べた研究でもありません。
研究濃度は、商品を使用する量を考えるための参考として捉えてください。
ブラックウォーターはなぜベタの繁殖に使われるのか

ブラックウォーターを使うと、なぜ泡巣や繁殖に良い方向の違いが見られる可能性があるのでしょうか。
現在の研究だけでは、その理由をひとつに決めることはできません。
それでも、タイで行われている繁殖方法や、野生ベタの環境を考えると、いくつかの要素が考えられます。
植物由来成分を含む水環境を作れる
カタッパの葉を水へ浸すと、タンニンなどの植物由来成分が水へ出て、薄い茶色から濃い琥珀色の水になります。
ベタが生息する浅い水辺には、植物や落ち葉が多い場所があります。
カタッパの葉を使うことは、家庭の繁殖容器へ、植物由来成分を含む水環境を取り入れる方法のひとつです。
光や反射の見え方が変わる
ブラックウォーターは、水が植物由来の色に着色されます。
透明な水と比べると、容器内へ入る光や、周囲の見え方、反射の見え方が変わります。
ただし、カタッパ葉抽出液で泡巣形成が増えた理由が、光や反射の変化だけだったと証明されたわけではありません。
ブラックウォーターは、周囲からの刺激を穏やかにする環境づくりの一部として考えています。
タイの繁殖方法と組み合わせやすい
タイ式の繁殖では、ブラックウォーターだけを単独で使うわけではありません。
僕たちは、次の条件を組み合わせています。
- 浅めの水深
- 静かな水面
- 泡巣を支える広い葉
- メスが逃げられる場所
- 安定した暖かい水温
- 約3日間のお見合い
- 周囲からの刺激が少ない場所
つまり、ブラックウォーターそのものが泡巣を支えるわけではなく、ブラックウォーターを含めた繁殖環境全体が重要です。
ブラックウォーターだけでは繁殖は成功しない
カタッパ葉抽出液を使った研究で泡巣形成が増えたからといって、ブラックウォーターだけを用意すれば繁殖できるわけではありません。
ベタの繁殖には、少なくとも次の条件が関係します。
- オスとメスが繁殖できる状態まで成熟している
- 親魚が痩せておらず、健康状態が良い
- オスとメスの相性が悪すぎない
- オスが泡巣を作れる静かな水面がある
- メスがオスから逃げられる場所がある
- 水温が安定している
- 水質が悪化していない
- 飼育者が危険な攻撃を見分けられる
ブラックウォーターにしても、未成熟な個体や体調の悪い個体を繁殖させることはできません。
オスがメスを激しく攻撃している場合に、カタッパの葉を追加して解決しようとするのも適切ではありません。
危険な攻撃が続く場合は、メスを取り出して繁殖を中止する必要があります。
繁殖の詳しい流れについては、次の記事をご覧ください。
ベタの繁殖方法完全ガイド|お見合い・産卵・孵化・稚魚育成まで
泡巣づくりと繁殖を意識した環境

水深は浅めにする
僕と妻は、繁殖容器の水深を約5〜12cmにしています。
水深を浅くすると、落ちた卵を拾うオスの上下移動が短くなり、泡巣、卵、孵化した稚魚も確認しやすくなります。
ただし、水深が浅いと水量も少なくなるため、水温や水質が変化しやすくなります。
浅ければ浅いほど良いという意味ではありません。
水面を揺らしすぎない
泡巣は水面に作られるため、強い水流があると崩れやすくなります。
繁殖中は、フィルターやエアレーションで水面を大きく動かさないようにします。
フィルターを使う場合は、水流を弱める工夫が必要です。
泡巣の土台を浮かべる
僕たちは、水面にマヨムの葉などの広い葉を浮かべています。
葉の下や縁は、泡巣を作る場所として使われます。
カタッパの葉そのものを水面へ浮かべてもよいですし、安全な浮草や観賞魚用の泡巣の土台を使う方法もあります。
種類の分からない葉や、農薬が付着している可能性がある葉は使わないでください。
水温を安定させる
繁殖では、暖かく安定した水温が必要です。
僕たちの環境では暖かい時期に繁殖させていますが、室温が低い環境ではヒーターが必要です。
急激な水温変化は避けてください。
メスが逃げられる場所を作る
オスは繁殖前後にメスを追いかけます。
メスが逃げ込める水草や葉、容器の陰などを用意します。
ブラックウォーターにしても、物理的な隠れ場所の代わりにはなりません。
泡巣があると健康?泡巣がないと異常?

泡巣があると、「ベタが元気だから作った」と考えたくなります。
しかし、泡巣があるかどうかだけで、ベタの健康状態を判断することはできません。
元気でも、あまり泡巣を作らないオスはいます。
反対に、泡巣があっても、アンモニアや亜硝酸が増えている可能性はあります。
泡巣が少ない時は、次の点も確認してください。
- オスがまだ若く、成熟していない
- 水温が低い、または安定していない
- 水流で水面が大きく揺れている
- 容器を頻繁に動かしている
- 周囲からの刺激が多い
- 新しい環境へ慣れていない
- もともと泡巣をあまり作らない個体である
体調を判断する時は、泡巣だけでなく、次の様子も確認します。
- 餌を食べているか
- 泳ぎ方に異常がないか
- ヒレを閉じていないか
- 呼吸が荒くないか
- 体表やヒレに異常がないか
- アンモニアや亜硝酸が増えていないか
泡巣は、ベタの行動を見るためのひとつの手がかりとして考えてください。
繁殖水の量で2つの商品を使い分ける
サカタのベタでは、繁殖容器の水量に合わせて、ベタ発酵水とマジックリーフティーバッグを使い分けることをおすすめしています。
水量10Lまで|サカタのベタ ベタ発酵水

ベタ発酵水は、次の5種類の素材を組み合わせたティーバッグです。
- カタッパの葉
- アカシア・カテチュー樹皮
- ヤシの雄花
- マンゴスチンの皮
- 天然塩
基本の使用目安は、1袋で3〜5Lです。
ティーバッグを熱湯で約2時間抽出し、その抽出液を飼育水へ加えて使用します。
水量約10Lに使用する場合は、一晩抽出して使用できます。
ベタ発酵水は、カタッパの葉だけではなく、タイのベタ飼育で使われる複数の植物素材を取り入れたい方に向いています。
水量10Lを超える場合|マジックリーフティーバッグ

マジックリーフティーバッグは、カタッパの葉だけを1袋5g入れた商品です。
ほかの植物や塩は入っていません。
基本の使用目安は次のとおりです。
- 10〜15L:中身を約半量の2.5g
- 20〜30L:1袋5g
ティーバッグを約1Lの熱湯で一晩抽出し、抽出液を飼育水へ使用します。
水量が多い場合は、抽出時間を延ばし、薄めのブラックウォーターとして使うこともできます。
ただし、抽出時間を長くしても、葉の量そのものが増えるわけではありません。
20〜30Lと同程度の重量比にしたい場合は、水量に合わせて使用する葉の量も増やします。
2つを必ず併用する必要はない
ベタ発酵水には、すでにカタッパの葉が含まれています。
そのため、ベタ発酵水とマジックリーフティーバッグを必ず同時に使う必要はありません。
基本的には、水量と作りたいブラックウォーターの種類に合わせて、どちらか一方を選びます。
- 水量10Lまでで、複数の素材を使いたい:ベタ発酵水
- 10Lを超える水量で、カタッパ葉をシンプルに使いたい:マジックリーフティーバッグ
ブラックウォーターでpHは大きく下がる?
ブラックウォーターを使うと、pHが大きく下がるのではないかと心配する方もいます。
サカタのベタの商品を使用目安どおりに使い、タイの水道水で測定した範囲では、ブラックウォーターを使用した水と、使用していない水のpH差は約0.2〜0.3でした。
pHを大きく下げることを目的とした商品ではありません。
ただし、pHの変化は、もともとの水のpH、KH、硬度、抽出時間、水量によって変わります。
すべての水道水で、必ず同じ変化になるわけではありません。
繁殖で初めて使用する場合は、親魚を入れる前に水を作り、必要に応じてpHを確認してください。
ブラックウォーターを使う時の注意点

濃ければ濃いほど良いわけではない
カタッパの葉は、量を増やせば増やすほど、繁殖に良いわけではありません。
研究では0.125〜1g/Lが比較され、研究者が総合的に適しているとしたのは0.25g/Lでした。
使用する商品と水量に合わせた目安で使ってください。
水換えの代わりにはならない
ブラックウォーターにしていても、親魚のフンや餌の食べ残しからアンモニアは発生します。
カタッパの葉やベタ発酵水は、アンモニアや亜硝酸を直接なくす商品ではありません。
通常飼育では、水換えと水質確認を続ける必要があります。
繁殖中は、泡巣や卵を守るために大きな水換えが難しくなるため、親魚を入れる前に水を整え、餌の食べ残しを出さないことが重要です。
病気を治す薬ではない
カタッパ葉抽出液については、魚の生存率や血液指標、細菌への反応を調べた研究があります。
しかし、家庭水槽へカタッパの葉を入れれば、病気を治せるという意味ではありません。
ベタ発酵水とマジックリーフティーバッグは、どちらも医薬品ではありません。
日常のブラックウォーター環境や、繁殖水を作るための観賞魚用品として使用してください。
よくある質問
ブラックウォーターにしなくても繁殖できますか?
ブラックウォーターがなければ、絶対に繁殖できないわけではありません。
ただし、僕と妻が見てきたタイの繁殖では、繁殖家でも一般家庭でも、ほとんどがブラックウォーターを使っています。
泡巣形成が増えた研究もあるため、タイ式の方法を実践するなら取り入れる価値があると考えています。
ブラックウォーターにすれば必ず泡巣を作りますか?
必ず作るわけではありません。
オスの成熟度、水温、水流、環境への慣れ、個体差なども関係します。
泡巣がなければ繁殖できませんか?
ベタは泡巣へ卵を運び、オスが卵と孵化直後の稚魚を世話します。
そのため、繁殖ではオスが泡巣を作っている状態を確認してから、メスを解放する方がよいです。
カタッパの葉を水槽へ直接入れてもよいですか?
カタッパの葉を直接浮かべる方法もあります。
葉そのものが泡巣の土台になる利点があります。
一方、ティーバッグ式は、葉くずが散らばりにくく、使用する葉の重量を管理しやすくなります。
発酵水とマジックリーフはどちらがよいですか?
どちらが上ということではなく、水量と作りたい環境で選びます。
水量10Lまでならベタ発酵水、10Lを超える水量ではマジックリーフティーバッグをおすすめしています。
まとめ|ブラックウォーターは繁殖環境を整えるひとつの要素
ベタの繁殖に、ブラックウォーターが絶対に必要だと断定することはできません。
しかし、僕とタイ人の妻が見てきたタイの繁殖では、繁殖家でも一般家庭でも、ほとんどがブラックウォーターを使っています。
また、カタッパ葉抽出液を使った研究では、使用しなかったグループと比べて、泡巣を作る頻度が平均約1.70倍、泡巣の大きさが平均約1.52倍になりました。
そのため、タイ式の繁殖方法を実践したい方や、オスが泡巣を作りやすい環境を整えたい方には、ブラックウォーターをおすすめしています。
ただし、ブラックウォーターだけで繁殖が成功するわけではありません。
- 健康で成熟した親魚を選ぶ
- 静かな水面を作る
- 泡巣の土台を用意する
- 水温を安定させる
- メスの逃げ場所を作る
- オスとメスを事前にお見合いさせる
- 危険な攻撃が起きたら中止する
これらを整えたうえで、ブラックウォーターを繁殖環境の一部として取り入れてください。
水量10Lまでならベタ発酵水、10Lを超える繁殖容器ではマジックリーフティーバッグを使うと、ティーバッグからブラックウォーターを作りやすくなります。
繁殖全体の手順については、次の記事で詳しく解説しています。
ベタの繁殖方法完全ガイド|お見合い・産卵・孵化・稚魚育成まで
関連動画
参考文献
- Malawa, S., Nuntapong, N., Suanyuk, N., & Thongprajukaew, K. (2022).
Addition of different concentrations of Indian almond (Terminalia catappa) leaf extract to aquarium water resulted in improved water quality and increased bubble nest formation by male Siamese fighting fish (Betta splendens) without having any consistent negative effects on growth metrics and blood chemistry.
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DOI: 10.1007/s10499-022-00960-1 - Jaroensutasinee, M., & Jaroensutasinee, K. (2001).
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