ベタを飼うのが疲れた・飽きてきた人へ|飼育をやめる前に変えてほしいこと
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ベタを飼い始めた頃は、毎日水槽を見るのが楽しかった。
餌を食べる姿を見たり、ヒレを開く瞬間を見たり、写真を撮ったり、水槽用品を調べたり。
ところが、半年、1年と続けていると、
「最近、餌をあげるだけになっているな」
「水換えが前より面倒に感じる」
「前ほど水槽を眺めなくなった」
そんな時期が来ることがあります。
私は、それだけで「ベタに飽きた」「もう飼育に向いていない」と決めなくてもいいと思っています。
もしかすると、ベタに飽きたのではなく、今の飼い方に疲れているだけかもしれません。
飼育をやめる前に、一度だけ「魚を変える」のではなく、飼い方と楽しみ方を変えることを試してみてください。
この記事で伝えたいこと
ベタ飼育に疲れたり、少し飽きてきたりした時は、新しい魚や用品を増やす前に、今の管理を軽くし、水槽を見る楽しさを取り戻す方向へ変えてみてください。飼育を続けるために、飼い方を変えても大丈夫です。
「ベタに飽きた」と「世話に疲れた」は少し違う

まず、自分が何に疲れているのかを分けて考えてみると分かりやすいです。
- 水換えの回数がしんどい
- 掃除が面倒
- 用品が多くて管理が複雑
- 水槽が汚れているのを見ると気が重い
- 毎日同じ景色で新鮮さがなくなった
- ベタ自体は好きだけれど、以前ほど眺めなくなった
この中には、「ベタそのものへの興味」とは別の問題がかなりあります。
魚が嫌になったのではなく、飼育方法が今の生活に合わなくなった可能性があるということです。
最初にやるのは、新しい魚を買うことではない

アクアリウムに少し飽きると、「新しいベタを買おうかな」「別の品種ならまた楽しくなるかな」「もう一つ水槽を増やそうかな」と考えることがあります。
もちろん、新しい魚を迎えることは楽しいです。
でも、今の飼育が負担になっている状態で魚や水槽を増やせば、管理する対象も増えます。
私はまず、今いるベタ一匹を、もう一度楽しく見られる環境へ変えることから始めるのがおすすめです。
変えてほしいこと① 水槽管理をもっと簡単にする

飼育に疲れているなら、まず「やること」を減らします。
レイアウトが複雑で掃除が大変なら、少しシンプルにする。何種類もの水質調整用品を毎回使っているなら、本当に必要なものだけ残す。水槽の底に汚れがたまりやすいなら、掃除しやすいレイアウトへ変える。
飼育を続けるうえで大切なのは、豪華な水槽を維持することではありません。
必要な世話を無理なく続けられることです。
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飼育そのものをもっとシンプルにしたい方は、私がベタ飼育を続ける中で「やらなくなったこと」と「今でも続けていること」をまとめた記事も参考にしてください。
変えてほしいこと② 水換えがつらいなら飼育方式を変える

特に負担になりやすいのが水換えです。
3〜5L程度の小型・無濾過水槽は、1回の水換えそのものはとても簡単です。一方で、水量が少ないため、水質管理のためにこまめな換水が必要になりやすいという特徴があります。
もしその頻度が生活に合わなくなってきたなら、少し大きな水槽+弱いフィルターへ変更する方法もあります。
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小型水槽の水換え頻度が負担になっている場合は、飼育方式そのものを変える方法をこちらで詳しく紹介しています。
変えてほしいこと③ 水槽の「見え方」を変えてみる

管理だけではなく、見た目を変えることもおすすめです。
例えば、浮草を数株入れる、水槽の背景を変える、照明の当て方を見直す、ブラックウォーターにする。これだけでも、水槽の印象はかなり変わります。
特にブラックウォーターは、透明だった水が琥珀色に変わるため、同じ水槽でも雰囲気が大きく変わります。
浮草の緑、長く伸びた根、茶色く色づいた水、その中を泳ぐベタ。私は、この組み合わせを見ているだけでもベタ水槽の楽しさが変わると感じています。
ブラックウォーターは「見た目を変えるだけ」ではない

私がブラックウォーターをおすすめするのは、水槽の雰囲気が変わるからだけではありません。
ブラックウォーターに使われるカタッパの葉(Terminalia catappa)は、魚類を対象に研究されている植物素材です。
ベタを8週間飼育した研究では、カタッパ葉抽出液を使った環境で水質や泡巣形成などが調べられ、一定濃度で水質改善や泡巣形成の増加が報告されています。
また、カタッパ葉についてはベタ以外の魚種でも、水質、生存、成長、体色、免疫応答、病原性細菌との関係など、さまざまな方向から研究されています。
見た目を変えて飼育の楽しさを増やしながら、魚類で研究されている植物素材も取り入れられるというのが、私がブラックウォーターを使い続けている理由の一つです。
変えてほしいこと④ 「観察する楽しみ」を一つ作る

ベタ飼育に飽きてきた時は、「世話する」以外の楽しみを一つ作るのもおすすめです。
- ヒレの開き方を見る
- 体色の変化を写真に残す
- 泡巣ができているかを見る
- 浮草の根の間をどう使うか観察する
- 毎月同じ場所・同じ角度で写真を撮る
「今日はどんな感じかな」と見る理由が一つあるだけで、水槽への関心が戻りやすくなります。
変えてほしいこと⑤ たまには餌の時間を楽しむ

普段は、食べきれる量の人工飼料を安定して与えるのが管理しやすいです。
でも、たまに生き餌などを使うと、いつもとは違うベタの反応を見ることができます。
例えば、以前紹介したボウフラやブラインシュリンプなどの動く餌では、ベタが追いかけて捕食する姿を観察できます。
普段は簡単に、たまに少し楽しむ。このくらいのバランスが、長く飼育するにはちょうど良いと思います。
変えてほしいこと⑥ 水槽を目に入りやすい場所へ

意外と大きいのが、水槽を置いている場所です。
普段ほとんど通らない部屋の隅にある水槽と、毎日自然に目に入る場所にある水槽では、ベタを見る回数が変わります。
もちろん、直射日光が強く当たる場所や、水温が大きく変化する場所は避ける必要があります。
そのうえで、「世話をするために見に行く水槽」ではなく、「生活していたら自然に目に入る水槽」にすると、観察も続けやすくなります。
小型水槽ならベタ発酵水で雰囲気を変えてみる

3〜5L程度の小型ベタ水槽でブラックウォーターを試したいなら、サカタのベタ ベタ発酵水がおすすめです。

カタッパの葉を中心に植物由来素材を組み合わせたティーバッグ式の商品で、熱湯で約2時間抽出して使用します。
大きめ水槽ならマジックリーフティーバッグ

10〜20L以上のフィルター付き水槽へ変更した人や、20〜30L程度の水槽なら、マジックリーフティーバッグが使いやすいです。
カタッパ葉100%を1袋5g使用しています。
「飼育が面倒」と感じた時は、頑張るのではなく仕組みを変える

それでも飼育を続けられない時は、魚を放置しない

飼い方を変えても、どうしても世話を続けることが難しい場合もあります。
そんな時は、無理をして放置するより、信頼できる家族や知人、アクアリウムショップなどへ相談し、適切に引き取ってもらう方法を考える方が魚にとって良いです。
川、池、用水路など自然環境へ放すことはしないでください。
大切なのは、最後まで魚が適切に管理される方法を選ぶことです。
まとめ|ベタに飽きたのではなく、今の飼い方に疲れているのかもしれない
ベタを飼い始めた頃と、半年後、1年後では、生活も気持ちも変わります。
毎日眺めていた水槽を、以前ほど見なくなることもあります。水換えを面倒に感じる日もあります。
それだけで、ベタ飼育を失敗したわけではありません。
- 管理をシンプルにする
- 水換えが負担なら飼育方式を変える
- 浮草やブラックウォーターで水槽の雰囲気を変える
- 写真や行動観察など、新しい楽しみを一つ作る
- たまに餌の時間を楽しむ
- 水槽を自然に目に入る場所へ置く
特に私は、ブラックウォーターに変えるだけでも水槽の雰囲気が大きく変わるので、ベタ飼育をもう一度楽しむきっかけの一つになると思っています。

