ベタ飼育はもっとシンプルでいい|僕が飼育を続けて「やらなくなったこと」と今も続けていること

ベタ飼育はもっとシンプルでいい|僕が飼育を続けて「やらなくなったこと」と今も続けていること

ベタを飼い始めた頃は、いろいろなことを試していました。

水槽のレイアウトを変えたり、新しい用品を買ったり、水質調整剤を試したり、水草を増やしたり。

「もっと良い環境にしたい」と思うほど、やることも使うものも増えていきます。

でも、長く飼育を続けていると、「これは毎回やらなくてもいいな」「これは今でも続けた方がいいな」ということが、少しずつ分かってきました。

今の私は、ベタ飼育をできるだけシンプルにしています。

ただし、シンプルにしたからといって、何もしなくなったわけではありません。

水温を見る。魚の様子を見る。フンや食べ残しを取る。必要なタイミングで水換えをする。

そして、今でも続けているオプションの一つが、ブラックウォーターです。

この記事では、私がベタ飼育を続ける中で「やらなくなったこと」と、「今でも続けていること」を紹介します。

この記事の結論

ベタ飼育は、用品や作業を増やすほど良くなるわけではありません。必要な管理だけを残し、自分が無理なく続けられる形にすることが大切です。私の場合、その中に今でもブラックウォーターが残っています。

ベタ飼育はもっとシンプルでいい

ベタを飼う方法を調べると、さまざまな用品や飼育方法が出てきます。

  • フィルター
  • エアレーション
  • 底床
  • 水草
  • 流木
  • 隠れ家やおやすみリーフ
  • バクテリア剤
  • 水質調整剤
  • ブラックウォーター

もちろん、どれも目的があって使われるものです。

でも、全部を使わなければベタを飼えないわけではありません。

むしろ、管理するものが増えるほど、掃除、交換、調整、確認することも増えます。

私は長く飼育を続けるなら、「何を足すか」より、「自分にとって何が本当に必要か」を決めることの方が大切だと思っています。

ちなみにこれは僕の意見であって、他の飼育者の場合、フィルターを付けて+低床や水草を入れて管理する方が水換え頻度が少なくなるから楽という意見もあります。一方で、僕の場合は小型水槽で飼っており、全換水が大事だと考えているので、シンプルなレイアウトにしています。

僕がやらなくなったこと① 複雑すぎるレイアウト

水草、底床、石、流木を使った水槽はとてもきれいです。

一方で、底に汚れが入り込みやすくなったり、掃除の時に物を動かす必要が出たりします。

ベタを観察しやすく、掃除もしやすい水槽にしたい時は、私はベアタンクのようなシンプルな環境をよく使います。

底に何も敷かなければ、フンや餌の食べ残しをすぐに見つけられます。

スポイトで吸い取るだけなので、日常管理も簡単です。

少し自然な雰囲気を加えたい時は、アマゾンフロッグピットなどの浮草を少量入れることもあります。

「きれいなレイアウトを作ること」と「ベタを良い状態で飼うこと」は、必ずしも同じではありません。

私は、長く維持できる方を優先しています。

僕がやらなくなったこと② 必要以上に水槽を触ること

ベタのことが気になると、つい毎日水槽を触りたくなります。

水を少し換える。用品を追加する。レイアウトを動かす。水質を変える。

でも、毎日のように環境を変える必要はありません。

魚の状態が安定しているなら、餌を与えて、様子を見て、汚れがあれば取る。それだけの日があって良いと思います。

そして、決めた日に必要な水換えをする。

今はこの方が、私自身も管理しやすく、ベタの変化にも気づきやすいと感じています。

僕がやらなくなったこと③ 用品を何種類も使い分けること

水質調整用品はたくさんあります。

一つ一つに意味はありますが、使う商品が増えると、「今日は何を入れるのか」「どれくらい入れるのか」「前回いつ使ったのか」を毎回考える必要があります。

私は、普段の飼育で使うものをできるだけ固定しています。

カルキ抜き。必要ならヒーター。餌。掃除用のスポイト。そしてブラックウォーター。

毎回同じものを、同じ方法で使う方が迷いません。

僕がやらなくなったこと④ 必要以上に餌を与えること

ベタは、人が近づくと餌を欲しがることがあります。

元気に食べる姿を見ると、つい追加したくなります。

でも、食べる量以上に与えれば、残った餌や増えた排せつ物が水質へ影響します。

今は、「たくさん食べさせる」よりも、食べきれる量を安定して与えることを優先しています。

これだけでも、日常の掃除はかなり楽になります。

逆に、今でも必ず続けていること

水温を見る

ベタは熱帯魚なので、水温管理は基本です。

特に冬、夏、季節の変わり目、水換え直後は実際の水温を確認します。

魚の様子を見る

難しい検査を毎日する必要はありません。

餌を食べるか。いつも通り泳いでいるか。ヒレや体表に変化がないか。

毎日の餌やりの時に見るだけでも、普段との違いに気づきやすくなります。

フンと食べ残しを取る

小型水槽では、少量の汚れでも水全体への影響が大きくなります。

ベアタンクなら底が見えるので、スポイトで吸い取るだけです。

この作業は短時間でできるため、私は今でも続けています。

必要なタイミングで水換えする

ここは省きません。

ブラックウォーターを使っていても、水換えは必要です。

水槽サイズ、フィルターの有無、餌の量、掃除の頻度によって適切な間隔は変わりますが、自分の水槽で決めたルールを守るようにしています。

そして、今でもブラックウォーターは続けている

飼育用品や作業を減らしてきた中でも、私はブラックウォーターを使い続けています。

理由の一つは、単純にベタとの相性が良いと自分自身が感じているからです。

透明な水とは違い、植物由来の成分で茶色く色づいた水は、照明の光がやわらかく見えます。

浮草を入れた水槽ともよく合い、ベタの体色もきれいに見えます。

そしてもう一つの理由が、カタッパの葉について、ベタを対象にした研究が実際にあることです。

なぜカタッパの葉なのか?経験だけではなく研究がある

カタッパの葉(Terminalia catappa)は、ベタ飼育で昔から利用されてきた植物素材です。

それだけではなく、魚を対象にした研究も積み重ねられています。

ベタの研究では水質と泡巣形成に良い変化

2022年に発表されたベタの研究では、カタッパ葉抽出液を加えた水でオスのベタを8週間飼育し、成長、水質、血液成分、体色、泡巣形成などが調べられました。

一定濃度のカタッパ葉抽出液を使用した環境では、水質の改善が報告されています。

また、カタッパ葉抽出液を使用したグループでは、対照区と比べて泡巣を作る頻度と泡巣の面積にも良い変化が確認されています。

つまり、カタッパの葉は「水を茶色くするための葉」だけではなく、ベタを実際に飼育しながら研究されている植物素材です。

病原性細菌を対象にした研究もある

2012年には、カタッパ葉の水抽出物について、ベタの病原性細菌に対する作用を調べた研究も発表されています。

この研究では、赤く落葉したカタッパ葉の抽出物が、試験した病原性細菌に対して緑葉より強い抑制作用を示しました。

こうした研究があることも、私がカタッパの葉を日常のブラックウォーター素材として使い続けている理由の一つです。

私がブラックウォーターを残している理由

  • ベタ水槽の見た目が自然になる
  • 浮草との相性が良い
  • 日常の水換えルーティンに組み込みやすい
  • カタッパ葉はベタを対象に研究されている
  • 魚類で研究報告が積み重ねられている植物素材だから

小型ベタ水槽なら「サカタのベタ ベタ発酵水」

3〜5L程度の小型ベタ水槽では、私はサカタのベタ ベタ発酵水をおすすめしています。

カタッパの葉を中心に、植物由来素材を組み合わせたティーバッグ式の商品です。

熱湯で約2時間抽出して使うため、毎回大きな葉を水槽へ直接入れる必要がありません。

水換えの日に、「カルキ抜き → 水温合わせ → ベタ発酵水 → 水換え」という決まった流れにできます。

私は、こうやって日常管理へ組み込みやすいことも大切だと思っています。

サカタのベタ|ベタ発酵水

3〜5L程度の小型ベタ水槽に。
ティーバッグ式で、いつもの水換えにブラックウォーターを取り入れられます。

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20〜30L程度の水槽なら「マジックリーフティーバッグ」

20〜30L程度の水槽や、カタッパ葉だけをシンプルに使いたい場合は、サカタのベタ マジックリーフティーバッグがおすすめです。

こちらはカタッパの葉100%で、1袋5g。

ベタだけでなく、グッピー、テトラ、モーリーなど、ブラックウォーターを試したい熱帯魚水槽にも使いやすい商品です。

サカタのベタ|マジックリーフティーバッグ

20〜30L程度の水槽に。
カタッパ葉100%・1袋5gで、ブラックウォーターを手軽に作れます。

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「商品を増やす」のではなく、「残すものを決める」

今回の記事で一番伝えたいのは、ベタ飼育をシンプルにすることは、何もしないことではないということです。

私自身、飼育を続ける中でいろいろなことを試してきました。

その結果、やらなくなったことも増えました。

でも、その一方で、

  • 水温管理
  • 魚の観察
  • フンと食べ残しの除去
  • 必要な水換え
  • ブラックウォーター

は今でも残っています。

飼育用品をたくさん持つことより、自分にとって必要なものを決め、それを無理なく続けることの方が大切です。

まとめ|ベタ飼育はもっとシンプルでいい

ベタを飼い始めたばかりの頃は、いろいろ試してみたくなると思います。

それもアクアリウムの楽しさの一つです。

でも、長く飼育を続けていくなら、少しずつ「自分に必要なもの」を絞っていくのも良いと思います。

毎日水槽を触らなくてもいい。

複雑なレイアウトにしなくてもいい。

たくさんの水質調整用品を使わなくてもいい。

その代わり、魚を見る。適量の餌を与える。汚れを取る。水温を確認する。そして、必要なタイミングで水換えをする。

私は、この基本を続けながらブラックウォーターも使っています。

いろいろな用品や飼育方法を試してきた中で、今でも残っているものの一つです。

ベタ飼育をもっとシンプルにしたい方は、一度「何を追加するか」ではなく、「自分は何を残したいか」を考えてみてください。

その中の一つとして、カタッパの葉を使ったブラックウォーターも試してみてほしいと思います。


参考資料:Malawaほか(2022)Addition of different concentrations of Indian almond (Terminalia catappa) leaf extract to aquarium water resulted in improved water quality and increased bubble nest formation by male Siamese fighting fish (Betta splendens)/Purivirojkul(2012)Potential application of extracts from Indian almond (Terminalia catappa Linn.) leaves in Siamese fighting fish (Betta splendens Regan) culture

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