ブラックウォーターは雑菌が増える?水質悪化?汚い?不衛生?寒天培地で検証してみました
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ブラックウォーターは色がつき、自然由来の成分を含む水です。 そのため一部では、「有機物が入ることで雑菌が増えるのではないか?」 という不安の声もあります。
今回はその疑問に対し、寒天培地を用いて一般細菌の増え方を実際に観察しました。
ブラックウォーター=不衛生なのか?

ブラックウォーターは、カタッパ葉などの天然素材から抽出されたタンニンやフミン酸を含みます。 色がつくことで「腐るのでは?」と感じる方もいますが、 色がつくことと腐敗は同義ではありません。
腐敗とは、有機物が分解され、悪臭や急激な水質悪化を引き起こす状態です。 では、ブラックウォーターは本当に雑菌の温床になるのでしょうか?
寒天培地で何が分かるのか

寒天培地は、一般細菌の増殖を目視で確認するための方法です。 水を培地上に広げ、一定時間培養すると、 増殖した細菌がコロニー(白い点)として現れます。
ただし重要なのは、寒天培地で見えるのは 「培地上で増殖可能な一般細菌」であり、 水槽内のすべての細菌を反映しているわけではないという点です。
今回の検証方法

- 普通の水(対照)
- サカタのベタのベタ発酵水ティーバッグでブラックウォーター化した水
両方を同条件で寒天培地に塗布し、 経過観察を行いました。
さらに普通の水でも2回培養を行い、 今回の培養条件そのものが極端に菌を増やす設定ではないかを確認しました。
結果



普通の水では、目立った細菌コロニーの爆発的増加は確認されませんでした。
ブラックウォーター側でも、 雑菌が暴走するような増殖傾向は見られませんでした。
少なくとも今回の条件では、 ブラックウォーターが「雑菌の温床になる」という結果は確認されませんでした。
今回の検証から言えること・言えないこと

言えること
- 今回の条件下では、ブラックウォーターで一般細菌が爆発的に増える傾向は見られなかった
- 培養条件そのものが極端に菌を増やす設定ではなかった
言えないこと
- ブラックウォーターに抗菌効果があるという断定
- 水が「完全に安全」と言い切ること
- 水槽内の全細菌バランスの評価
寒天で見える菌の数だけでは、 ベタ飼育における水質の良し悪しは判断できません。
本当に重要なのは水質指標
ベタ飼育で重要なのは、 アンモニア(NH3/NH4)や亜硝酸(NO2)といった水質指標です。
細菌の数よりも、 魚に直接影響を与えるこれらの数値の方がはるかに重要です。
次回は実際にアンモニアと亜硝酸の推移を測定し、 ブラックウォーターが水質にどのような影響を与えるのかを検証します。
サカタのベタとは


サカタのベタは、天然由来素材を使用したブラックウォーター抽出製品です。 ティーバッグ式で手軽に安定した濃度のブラックウォーターを作ることができます。
「自然に近い環境を、シンプルに再現する」 それを目的に設計しています。
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動画はこちら
今回の検証の過程を動画で確認することができます。ぜひチェックしてみてください。
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