ベタの体色が薄い?ブラックウォーターで10日間観察してみた【ベタ発酵水】

ベタの体色が薄い?ブラックウォーターで10日間観察してみた【ベタ発酵水】

こんにちは、サカタのベタのサカタです。 今回は、ベタの体色とブラックウォーターについてお話しします。

ベタを飼っていると、

「購入した時より色が薄く見える」

「なんとなく体色がぼんやりしている」

「本来の色が出ていない気がする」

と感じることがあります。

 特に、購入直後、移動直後、成長過程、飼育環境が変わったあとなどは、ベタの色が薄く見えることがあります。

もちろん、ベタの体色はブラックウォーターだけで決まるものではありません。 遺伝、餌、光の当たり方、背景の色、ストレス、健康状態、水質など、いろいろな要素が関係します。

そのため、「ブラックウォーターにすれば必ず体色が濃くなる」という話ではありません。 ただ、僕はベタの体色をきれいに見せたい時や、ベタ本来の色を出しやすい環境を作りたい時にも、ブラックウォーターはかなり相性が良いと感じています。

この記事でわかること
  • ベタの体色が薄く見える理由
  • ブラックウォーターで体色がはっきり見えやすくなる理由
  • ベタ発酵水を使って10日間観察した様子
  • カタッパ葉抽出液とベタの体色に関する研究報告
  • ベタ発酵水は色揚げ剤ではなく、水環境づくりの商品であること

ベタの体色が薄く見えることはある

ベタはとても色鮮やかな魚ですが、いつも同じ色に見えるわけではありません。

 購入直後や移動直後は、環境変化によるストレスで少し色が抜けたように見えることがあります。 また、照明の強さ、背景の色、水の透明度、撮影角度によっても、体色の見え方はかなり変わります。

たとえば、透明な水で強い光が当たっていると、ベタの色が少し白っぽく見えることがあります。 逆に、背景が暗かったり、水に自然な色がついていたりすると、ベタの体色がはっきり見えることもあります。

つまり、ベタの色を考える時は、「体の中の色素そのもの」だけでなく、「どんな水環境で見ているか」も大切です。

今回使ったのはサカタのベタ ベタ発酵水

今回使ったのは、サカタのベタの「ベタ発酵水」です。

ベタ発酵水は、カタッパの葉を中心に、アカシア・カテチュー樹皮、ヤシの雄花、マンゴスチンの皮、天然塩を組み合わせた、植物由来のブラックウォーター商品です。

 ベタが落ち着きやすく、体調やコンディションを整えやすい水環境づくりを目的に作っています。

今回は、少し体色が薄めに見えるベタに、ベタ発酵水で作ったブラックウォーターを使い、約10日間様子を見てみました。

使用前のベタの様子

まず、こちらが使用前の状態です。 この時点でも元気はありますが、全体的に少し色が薄く見えます。 体色が完全に抜けているわけではありませんが、少しぼんやりしている印象です。

このような時に大切なのは、いきなり「病気かもしれない」と決めつけることではありません。

まずは、水質、温度、餌、光、ストレス、環境変化などを確認することが大切です。 そのうえで、ベタが落ち着きやすい水環境を作る選択肢として、ブラックウォーターを使うのはかなり良い方法だと考えています。

初心者の方へ

ベタの体色が薄く見える時は、ブラックウォーターだけで解決しようとするのではなく、 水温、水質、餌、ストレス、照明、背景なども一緒に見てあげることが大切です。

ベタ発酵水でブラックウォーターにする

ここに、ベタ発酵水で作ったブラックウォーターを入れていきます。 ブラックウォーターにすると、水が自然な琥珀色になります。

この琥珀色の水によって、強い光や水面の反射が少しやわらぎます。 透明な水とは違い、自然で落ち着いた雰囲気の水環境になります。

僕はここが、ブラックウォーターの大きな魅力だと思っています。 ただ水を茶色くするためではなく、ベタが落ち着きやすい雰囲気を作るために使っています。

約10日後、体色が少しはっきり見えるように感じた

そして、約10日後の様子がこちらです。 最初に比べると、体の色味が少しはっきり見えるように感じました。

もちろん、これは僕の飼育環境での観察です。 撮影時の光、角度、背景、水の色によって、ベタの見え方は変わります。 そのため、「ベタ発酵水を入れたから必ず体色が濃くなる」とは言いません。

ただ、ブラックウォーター環境にすることで、光の反射がやわらぎ、ベタが落ち着きやすくなり、結果としてベタ本来の色が見えやすくなることはあると感じています。

カタッパ葉抽出液とベタの体色に関する研究報告

カタッパ葉抽出液を使ったベタの研究では、体色に関する指標にも変化が見られたという報告があります。

この研究では、カタッパ葉抽出液を入れた水でベタを飼育し、成長、水質、泡巣形成、血液指標だけでなく、皮膚の色も調べています。 使用された濃度は、0.125g/L、0.25g/L、0.5g/L、1g/Lです。

その結果、すべてのカタッパ葉抽出液区で、皮膚の明るさを示すL*が増加したと報告されています。 また、0.125g/L区では、赤み・緑みを示すa*、色相を示すh*、彩度を示すC*にも変化が見られたとされています。

つまり、カタッパ葉を含むブラックウォーターが、ベタの体色の見え方や皮膚色の指標に関係する可能性はあると考えられます。

研究報告のポイント
  • カタッパ葉抽出液を使ってベタを8週間飼育
  • 濃度は0.125、0.25、0.5、1g/L
  • 水質、成長、泡巣形成、血液指標、皮膚色などを調査
  • 皮膚の明るさL*はすべての抽出液区で増加
  • 一部の濃度で、色相や彩度などにも変化が報告

ベタ発酵水と研究の関係

サカタのベタ ベタ発酵水には、カタッパの葉を約2gほど使用しています。 使用目安は3〜5L前後の水量です。

カタッパ葉の量だけで見ると、3Lで使った場合は約0.67g/L、5Lで使った場合は約0.4g/L前後になります。 これは、研究で使われた0.125〜1g/Lの濃度帯の中に入る考え方です。

ただし、研究で使われたものはカタッパ葉抽出液であり、サカタのベタ ベタ発酵水はカタッパ葉だけの商品ではありません。 アカシア・カテチュー樹皮、ヤシの雄花、マンゴスチンの皮、天然塩も組み合わせています。

そのため、研究とまったく同じ条件ではありません。 しかし、カタッパ葉を含む植物由来のブラックウォーターとして、小型ベタ水槽で使いやすい水環境を作れるように考えています。

ベタ発酵水は色揚げ剤ではありません

ここで大切なのは、ベタ発酵水は「色揚げ剤」ではないということです。 ベタの体色は、水だけで決まるものではありません。

餌の栄養、特に色素に関係する成分、光の当たり方、背景の色、ストレス、健康状態、水質、そしてベタ自身の遺伝も関係します。 そのため、ベタ発酵水を入れたから必ず色が濃くなる、必ず発色する、というものではありません。

僕の考えとしては、ベタ発酵水は、ベタが落ち着きやすく、体調やコンディションを整えやすい水環境を作り、ベタ本来の色が見えやすい状態に整えるための商品です。

ベタの体色を考える時に大切なこと
  • きれいな水を保つ
  • 水温を安定させる
  • 栄養バランスの良い餌を与える
  • 強すぎる光を避ける
  • ベタが落ち着ける環境を作る
  • 必要に応じてブラックウォーターを使う

こんなベタにはブラックウォーターを試す価値があります

ブラックウォーターは、すべてのベタに絶対必要なものではありません。 透明な水でも、きちんと管理すればベタを飼育することはできます。

ただ、次のような時には、ベタ発酵水で作るブラックウォーターを試す価値があると思っています。

  • 体色が少し薄く見える時
  • 購入直後でまだ落ち着いていない時
  • 輸送後や移動後でストレスがありそうな時
  • 環境変化のあとに色が抜けたように見える時
  • ベタが少し落ち着かない時
  • ベタ本来の色や魅力を見えやすくしたい時

植物由来のブラックウォーターにしてあげることで、透明な水とは違う落ち着いた雰囲気を作ることができます。

サカタのベタ ベタ発酵水の使い方

サカタのベタ ベタ発酵水は、ティーバッグ式の商品です。 熱湯で約2時間抽出し、抽出したブラックウォーターをベタ水槽に使用します。

使用目安は、3〜5L前後の水量です。 小型ベタ水槽で使いやすいように考えています。

ブラックウォーターの色は、自然な琥珀色が目安です。 魚が見えないほど真っ黒にする必要はありません。 ベタの様子を見ながら、落ち着いた雰囲気の水を作ってあげてください。

まとめ:体色を良く見せたいなら、水環境も大切

今回は、体色が少し薄めに見えるベタに、サカタのベタ ベタ発酵水で作ったブラックウォーターを使い、約10日間様子を見てみました。

最初に比べると、体の色味が少しはっきり見えるように感じました。 ただし、体色は水だけで決まるものではありません。 餌、光、背景、ストレス、健康状態、水質、遺伝など、さまざまな要素が関係します。

それでも、カタッパ葉抽出液を使ったベタの研究では、皮膚色の指標に変化が見られたという報告があります。 また、ブラックウォーターは強い光や反射をやわらげ、ベタが落ち着きやすい雰囲気を作りやすい水環境です。

ベタ発酵水は、病気を治す薬でも、色揚げ剤でもありません。 でも、ベタが落ち着きやすく、体調やコンディションを整えやすい水環境づくりには、かなり使いやすい商品だと思っています。

ベタの色は、水だけで決まるものではありません。 でも、水環境を整えることで、ベタ本来の色や魅力が見えやすくなることはあると思っています。


今回使用した商品

サカタのベタ ベタ発酵水

カタッパ葉を中心に、アカシア・カテチュー樹皮、ヤシの雄花、マンゴスチンの皮、天然塩を組み合わせた、植物由来のブラックウォーター商品です。 ベタが落ち着きやすく、体調やコンディションを整えやすい水環境づくりにおすすめです。

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関連動画

今回の10日間観察の様子は、YouTube動画でも紹介しています。

参考情報

  • Malawa, S., Nuntapong, N., Suanyuk, N., & Thongprajukaew, K. (2022). Addition of different concentrations of Indian almond (Terminalia catappa) leaf extract to aquarium water resulted in improved water quality and increased bubble nest formation by male Siamese fighting fish (Betta splendens) without having any consistent negative effects on growth metrics and blood chemistry. Aquaculture International, 30, 3269–3288.
    https://doi.org/10.1007/s10499-022-00960-1
  • Nugroho, R. A., Manurung, H., Saraswati, D., Ladyescha, D., & Nur, F. M. (2016). The Effects of Terminalia catappa L. Leaves Extract on the Water Quality Properties, Survival and Blood Profile of Ornamental fish (Betta sp) Cultured. Biosaintifika: Journal of Biology & Biology Education, 8(2), 240–247.
    https://doi.org/10.15294/biosaintifika.v8i2.6519

※ベタ発酵水は、病気を治療する薬ではありません。
※ベタ発酵水は、体色を必ず濃くする色揚げ剤ではありません。
※体色の変化には、遺伝、餌、光、背景、ストレス、健康状態、水質など、さまざまな要素が関係します。
※本記事は、僕の飼育環境での観察と、関連する研究報告をもとにした内容です。

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